梅雨明け後の炎天下、200人抗議 辺野古新基地


この記事を書いた人 志良堂 仁
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る新基地建設に抗議する人たち=22日午前11時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る新基地建設で22日、工事に反対する約200人が米軍キャンプ・シュワブのゲート前に集まり「子の未来守るため行動しよう」「新しい基地はいらない」と抗議の声を上げた。梅雨明けした強い日差しの中、日傘を差したり帽子をかぶったりして「勝つまであきらめないぞ」とシュプレヒコールを繰り返した。午前11時現在で工事車両の搬入はない。

 米軍キャンプ・シュワブ沿岸の「K9護岸」工事現場では、粉じんを巻き上げながら砕石を海に投下する作業が続けられた。抗議船の船長らは「洗ってない石を海に投下するのはやめろ」と抗議した。カヌー11艇、抗議船2隻で抗議行動した。うち8艇9人はフロートを越え、一時海上保安庁に拘束された。【琉球新報電子版】