鎮魂の祈りに包まれ 戦後72年の慰霊の日


この記事を書いた人 松永 勝利

 沖縄は23日、沖縄戦の組織的戦闘の終結から72年となる「慰霊の日」を迎えた。沖縄戦で犠牲になった20万人余のみ霊を慰め、世界の恒久平和を誓う「沖縄全戦没者追悼式」(県、県議会主催)が23日午前11時50分から、最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園で開催される。

 平和祈念公園や魂魄の塔などには早朝から多くの遺族らが訪れた。2017年度に追加刻銘された人々を含む24万1468人の名前が刻まれた「平和の礎」には早朝から遺族らが次々と訪れ、石版に刻まれた亡き肉親らの名前に向かって手を合わせた。沖縄は鎮魂の祈りに包まれている。【琉球新報電子版】

戦没者に手を合わせ、冥福を祈る人々=23日午前7時8分、糸満市米須の魂魄の塔
平和の灯とともに朝日を見つめる=23日午前5時47分、糸満市摩文仁の平和祈念公園

戦没者に手を合わせ、冥福を祈る人々=23日午前6時50分ごろ、糸満市米須の魂魄の塔
慰霊の日に昇った朝日を見つめる家族=23日午前6時8分ごろ、糸満市摩文仁の平和祈念公園