「闘いはまだ続く」 東村高江で座り込み10周年報告会


この記事を書いた人 志良堂 仁
高江座り込み10周年報告会で報告する各団体の代表者ら=25日午後、東村農民研修施設

 東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場に新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)が建設されたことを受け、ヘリパッドいらない住民の会は25日午後、東村農民研修施設で「高江座り込み10周年報告会」を開いた。約250人が訪れ、登壇者の話に耳を傾けた。米国出身の詩人アーサー・ビナードさんも講演する。

 新たなヘリパッド六つは東村高江区を取り囲むように建設され、2007年から東村高江区の住民らが中心となって反対運動を続けてきた。
 ヘリパッドいらない住民の会の安次嶺現達さんは「10年は長いようで短かかった。数人で始まった闘いが全国的に広まって、皆さんと一緒に運動に携われたのは良かった。ヘリパッドが完成したと言っても赤土が海に流れるなどしている。これからも運動が広まっていけばいい」とあいさつした。【琉球新報電子版】