沖水の実習船 海邦丸が帰港


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 沖縄水産高校の実習船・海邦丸5世は18日、40日間の遠洋航海実習を終えて糸満漁港に帰港した。遠くはオーストラリアのケアンズに寄港し、フィリピン沖でのマグロはえ縄漁で2トンもの水揚げがあった。家族や友人らの出迎えを受けた生徒らは充実した笑顔で地面を踏みしめた。

 同船には海洋技術科の3年生、専攻科の漁業科、機関科の合計47人が乗船。航海技術や漁業を学んだ。

 糸満漁港に到着後、生徒らはマイナス60度で冷凍されたマグロなどを魚倉からクレーンで水揚げした。船員とともにきびきびとした動きで1匹ずつ計量し、トラックに積み込んだ。