弁護士「人権侵害明らか」 辺野古の抗議排除で調査


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 新基地建設が進む名護市辺野古で抗議活動する市民を強制的に排除するなど警察や海上保安官の行為が人権侵害に当たるとして、実態調査を実施した日本環境法律家連盟(JELF)と沖縄ジュゴン「自然の権利」訴訟弁護団は4日、県庁で会見し、調査結果を発表した。延べ207件の回答を集計した。
 「ねじられる」「捕まれる」などの行為がほとんど全てにあるなどとした上で「不当な権力の介入があり人権が侵害されている」と指摘し「今後違法性を明らかにして国際機関に働き掛け、日本政府に勧告するよう求める活動につなげたい」と述べた。
【琉球新報電子版】

新基地建設の抗議活動に対し「人権侵害が行われている」と指摘する籠橋隆明弁護士(右端)=4日午後2時すぎ、県庁