沖縄で旧盆の供え物に使われるバナナやパイナップルなどの輸入青果の入荷がピークを迎えている。那覇市港町の那覇青果物卸商事業協同組合(名嘉重則理事長)では26日、職員らが検品作業に追われた。
那覇青果によると今年はバナナ117トンやパイン100トンの計227トンをフィリピンから輸入する。昨年は産地が干ばつに見舞われ、需要を満たす入荷が難しかったが、今年は天候にも恵まれ「質、量共にいいものが入荷できている」という。
オーストラリア産オレンジや南アフリカ産のグレープフルーツ、ニュージーランド産キウイ、台湾産ゴボウなども昨年並みの入荷となっている。
那覇青果の担当者は「おいしい果物をたくさん供えて、いいお盆を迎えてほしい」と笑顔で語った。
輸入青果の入荷のピークは28日まで続く。店頭での販売は31日から始まり、旧盆前の9月1~3日がピークとなりそうだ。