【台風21号】進路西よりなら22日沖縄本島も暴風域入り 23日以降日本列島上陸も


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
台風21号(19日午前6時現在、気象庁のホームページより)

 大型で強い台風21号は、19日午前6時現在、フィリピンの東の海上にあり、発達しながら時速15キロの速さで北北西に進んでいる。気象庁によると、21日から22日にかけて大東島地方や沖縄本島地方に最接近し、23日以降、日本列島に上陸する可能性がある。

 沖縄気象台によると、このままの進路を進んだ場合、大東島地方は21日夜には暴風域に入る可能性がある。現在より西寄りの進路をたどれば、衆院議員選挙の投開票日となっている22日には沖縄本島地方も暴風域に入る可能性もある。海上では高波となり、しける恐れがあり、沖縄気象台は注意、警戒を呼び掛けている。

 中心の気圧は、970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。半径90キロ以内では風速25メートル以上の暴風域となっている。中心から南側800キロ、北側560キロで風速15メートル以上の強風域となっている。

 台風接近の影響で22日に予定されていた「第30回いぜな88トライアスロン大会」は中止が決まった。那覇市で21、22日に予定されていた「おきなわ技能フェスティバルものづくりフェスタ2017」は11月11、12日に延期する。【琉球新報電子版】