糸満の県平和祈念公園で竜巻か 平和の礎に倒木 資料館もガラス飛散で閉館


この記事を書いた人 志良堂 仁
平和の礎に寄りかかるように倒れているコバテイシの木=18日午前、糸満市の平和祈念公園

 【糸満】糸満市の平和祈念公園内で18日午前、プレハブ小屋の屋根が飛ばされたり、多数の木が倒れたりする被害が確認され、現在閉園している。県平和祈念資料館でもガラスが割れる被害が出ており、臨時閉館している。平和祈念公園を管理する県平和祈念財団は、17日夜に竜巻が発生した可能性があるとして、被害状況を確認している。

 平和祈念公園内では多数の木がねじれるように折れていて、平和の礎に寄りかかるように倒れている木もある。礎のそばにあるプレハブ小屋は屋根が吹き飛ばされ、30メートル先の木に巻き付くように引っ掛かっている。【琉球新報社電子版】

約30メートル先まで吹き飛ばされたプレハブ小屋の屋根=18日午前、糸満市の平和祈念公園
破壊されたプレハブ小屋。壁はなくなり、保管されていた芝刈り機なども多数吹き飛ばされていた=18日午前、糸満市の平和祈念公園