10月観光客、過去最高79万人 2週連続台風も好調持続


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 沖縄県文化観光スポーツ部は21日、10月の県内入域客が前年同期比4・1%(3万1400人)増の79万9300人だったと発表した。2週連続で週末の台風襲来があったものの、10月としては過去最高となった。単月の過去最高を記録するのは48カ月連続で、61カ月連続で前年同月の実績を上回った。

 国内客は0・5%(3100人)減の57万100人。台風の影響で欠航便や団体旅行のキャンセルがあったが、修学旅行や離島直行便が好調で、前年をやや下回る結果にとどまった。

 外国人客は17・7%(3万4500人)増の22万9200人。台風でクルーズ船や航空路線の欠航はあったものの、大型連休で韓国・チェジュ航空のチャーター便や、16万8千トン級の大型クルーズ船が2度寄港したことから、前年を上回った。クルーズ船寄港数も前年同月に比べ5回増の27回だった。

 台風21、22号の襲来による飛行機の欠航は計551便で約7万9千人に影響が出た。クルーズ船の欠航は8隻。約2万8千人が寄港できなかった。