沖縄 秋も暑かった 9~11月平均気温 5地点最高


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 沖縄気象台は1日、沖縄地方の今年9~11月の地域平均気温の平年差がプラス1・3度で、1946年に統計を取り始めて以降、この時期としては昨年と並んで最も高くなったと発表した。県内八つの観測地点のうち、5地点で平均気温が過去最高を更新した。

 那覇、久米島、宮古島、石垣島、与那国島の平年差から算出した。石垣島の9~11月の平均気温は、統計を開始した1897年以降、最も高い27・0度で、平年差プラス1・3度だった。与那国島も同1・2度の26・4度で過去最高、那覇は同1・2度の26・2度で過去2番目に高かった。

 沖縄気象台は要因について「日本の南東海上で太平洋高気圧の張り出しが強く、沖縄地方に暖かい空気が流れ込みやすかった」と説明した。今後1カ月は、平年並みか平年より低い気温となる見込みという。

 1日の県内は気温があまり上がらなかった。南城市糸数で最高気温が前日より6・1度低い19・0度、石垣島で同5・6度低い22・8度、名護は同5・5度低い20・8度だった。