鉄柵を二重設置 辺野古シュワブゲート前 市民「おりに閉じ込めるのか」


この記事を書いた人 松永 勝利
鉄柵が追加され、一部が二重になった歩道=13日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で13日午前、約70人を超える市民らが新基地建設に反対して座り込んだ。
 ゲート前の歩道沿いには新たに鉄柵が追加設置された。以前からあった鉄柵と併せ、高さ1メートルの鉄柵が二重に張られた。
 那覇市の女性(75)は「柵の間から抜けられないように二重にしたのか。おりに閉じ込められるようだ。これが国家のやることなのか。信じられない」と話した。

手拍子の音頭を取り、「頑張ろう」と声を上げて座り込む市民=13日午前9時すぎ、名護市辺野古

 読谷村から訪れた男性は8日に同村で米軍ヘリが不時着したことに対し「観光客は戸惑い、村議も入れなかった。警察は誰から何を守っているのか」と怒りの声を上げた。
 午前11時半までにゲートからの資材搬入などは確認されなかった。【琉球新報電子版】