南城市長選きょう投開票 市発展 かじ取り選択


この記事を書いた人 Avatar photo 島袋 貞治
古謝景春氏(左)と瑞慶覧長敏氏

 【南城】任期満了に伴う沖縄県の南城市長選は、21日投開票される。4期目を目指す現職の古謝景春氏(62)=無所属、自民、公明、維新推薦=は市政継続を訴え、新人で元衆院議員の瑞慶覧長敏氏(59)=無所属、社民、共産、社大、自由、民進推薦=は市政刷新を呼び掛けてきた。両候補は20日午後、市内で選挙戦の打ち上げ式を行い、支持を訴えた。21日午後11時ごろには当落が判明する見通し。

 南城市長選は2014年が無投票で選挙戦は10年以来8年ぶりとなる。「選挙イヤー」と称される今年最初の首長選挙となる。2月の名護市長選や秋の県知事選の前哨戦とも位置付けられ、結果が注目される。投票は市内5カ所で午前7時から午後8時(久高地区は午前7時から午後4時)まで行われ、午後9時から市中央公民館で開票される。

 イオンタウン南城大里店前で打ち上げ式を開いた古謝氏は「南城市型の都市計画を確立し、人口も税収も増え、まだまだ右肩上がりだ。南部東道路の延伸もほぼ方向性が固まった。実現によって南城市は初めて一体化する」と話し、市政継続を訴えた。

 市大里の選挙事務所で打ち上げ式を開いた瑞慶覧氏は「市役所だけでできなければ、地域に声を掛けて懇談会を開き、知恵を絞ってベストな方法を探す。市民の声も聞いて実行できるシステムを市役所の中につくることを約束する」と話し、市政刷新を訴えた。

 2人立候補の市議補選(欠員1)も投開票される。