名護市長選きょうから三日攻防、票掘り起こしに全力


この記事を書いた人 Avatar photo 島袋 貞治

 【’18名護市長選取材班】米軍普天間飛行場の辺野古移設問題を最大の争点に4日投開票される沖縄県の名護市長選は、1日から三日攻防に突入する。立候補している無所属現職の稲嶺進氏(72)=社民、共産、社大、自由、民進推薦、立民支持=と無所属新人で前市議の渡具知武豊氏(56)=自民、公明、維新推薦=は市内各地で精力的に支持を訴え、票の掘り起こしに全力を挙げている。

 1月31日は両陣営とも国会議員や県議、北部地域の町村議会議員らが応援に入り、それぞれの候補への支持を呼び掛けた。

 稲嶺氏は市長公務の前後に久辺3区や市北西部を回った。「子どもたちが自信と誇りを持って暮らしていける地域にしていく」と訴えた。午後8時半からは、若者層への政策浸透を目指し陣営が生中継するネット番組に出演した。

 渡具知氏は応援に入った自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長と共に市役所前などで演説に立ち「地域に合った振興、若者が夢を持てるまちづくりに取り組む」と強調した。午後7時からは推薦を受ける維新の決起大会に出席した。