沖縄観光客ハワイ超え 昨年939万人、外国人が大幅増


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ゴールデンウイーク初日、フェリーから下船する観光客ら=2017年4月29日、渡嘉敷港桟橋

 ハワイ州観光局が1日に発表した2017年のハワイ入域観光客は938万2986人で、沖縄が約1万3千人差で初めてハワイを上回った。17年の県内入域観光客は939万6200人だった。

 沖縄の17年入域観光客はクルーズ船の寄港回数増加など外国人の大幅な伸びに支えられ、前年比で78万3100人(9・1%)増加し、5年連続で過去最高を更新していた。ハワイも前年に比べ44万8709人(5・0%)増加し、6年連続で過去最高を記録している。

 県内の観光業関係者は、観光客数が世界有数のリゾート地ハワイを超えたことを歓迎するとともに「滞在日数や消費額でも肩を並べたい」とさらなる観光振興へ意欲を見せた。

 1968年に県内のホテル業者がハワイを視察して以降、県内ではハワイを手本にビーチやホテルの環境整備を始め、官民一体で「リゾート地・沖縄」形成へ向けたイメージ戦略を図ってきた。