護岸で砕石投下作業 市民らがカヌーなどで抗議 カヌー2艇米軍が回収


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砕石を投下する作業が続き、埋め立て工事が進められる「K2護岸」=21日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設工事で21日、海上では「K2護岸」や「K4護岸」などで砕石を投下する作業が行われ、埋め立て工事が進められた。午後1時までに、米軍キャンプ・シュワブゲートからは資材を積んだ工事車両約180台が搬入された。

 ゲート前では市民らが座り込み、新基地建設に抗議した。海上でも、抗議船やカヌーが抗議活動を展開した。

米軍キャンプ・シュワブ内に流れ着いたカヌーを回収して運搬する米軍関係者の車両=21日午前、名護市辺野古

 また、20日の海上抗議活動で、第11管区海上保安本部の職員らに市民が一時拘束された際、乗っていたカヌー2艇がそのまま放置されてシュワブ内の砂浜に流れ着き、21日午前に米軍関係者に回収された。

 ヘリ基地反対協議会が11管や防衛局などに返還について問い合わせている。【琉球新報電子板】