「MXは謝罪訂正を」 市民、原因明示求める ニュース女子放送打ち切り


この記事を書いた人 大森 茂夫
東京MXに謝罪と訂正を求める「沖縄への偏見をあおる放送をゆるさない市民有志」=6日、衆院議員会館

 【東京】米軍基地に反対する市民をテロリストに例えるなどしたバラエティー番組「ニュース女子」を巡り、東京メトロポリタンテレビジョン(東京MX)が放送終了を発表したことを受け、「沖縄への偏見をあおる放送をゆるさない市民有志」は6日、都内で会見した。有志は放送打ち切りを歓迎すると同時に、東京MXに謝罪と訂正を求めた。今後、地方局などに対し、同番組の放送を考え直すよう働き掛ける。

 打ち切りについて東京MXは、番組の制作主体に関するスポンサーとの協議が不調に終わったことを理由に挙げており、番組内容の真偽には触れていない。会見でピースボートの野平晋作さんは「これでは番組に大きな問題があったからやめるということが一般には理解されない」と述べ、記者会見などで謝罪や訂正を明確にすべきだとした。

 有志が東京MX前で1年以上続けてきた抗議行動は8日で終了するが、雑誌編集者の川名真理さんは「沖縄へのヘイトやデマはまだ続いている。社会のヘイトやデマを許さない行動を続けていく」と強調した。