基地なき平和な沖縄を 平和行進参加者が集結 宜野湾市で「平和とくらしを守る県民大会」


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平和行進の参加者が集結し、午後2時現在で約3500人(主催者発表)が集った「平和とくらしを守る県民大会」=13日午後、宜野湾市の宜野湾海浜公園屋外劇場

 沖縄が米統治下から日本へ復帰してから46年を迎える中、基地なき平和な沖縄の実現を訴える「平和とくらしを守る県民大会」(5・15平和行進実行委員会、沖縄平和運動センター主催)が13日午後、宜野湾市の宜野湾海浜公園屋外劇場で始まった。13日午後2時現在で3500人(主催者発表)が参加している。

 11日から始まった5・15平和行進で中北部・基地コースと南部戦跡コースを歩いた県内外の参加者らが続々と集まった。

「新基地建設反対」とシュプレヒコールをあげながら行進する参加者=13日午前10時ごろ、宜野湾市野嵩の米軍普天間基地野嵩ゲート前

 平和行進の最終日となった13日午前、参加者らは中宜野湾市役所を出発し、北部・基地コースと南部・戦跡コースが二手に分かれて米軍普天間飛行場を包囲するようなコースで歩き、過重な基地負担の解消や平和憲法の維持などを求め、政府へ抗議の声を上げた。

 主催者あいさつで実行委員長の山城博治沖縄平和運動センター議長は「辺野古の埋め立てや先島の基地強化など課題は目白押しだが、全国の仲間と手を取り抗議したい」と強調した。【琉球新報電子版】