「黎明之塔」参拝の中止を申し入れ 陸自に沖縄県平和委員会と統一連


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 沖縄県平和委員会の大久保康裕事務局長と県統一連の中村司代表幹事は7日、那覇市鏡地の陸上自衛隊那覇駐屯地を訪れ、23日の慰霊の日に「黎明之塔」を参拝しないよう申し入れた。黎明之塔は沖縄戦を指揮した第32軍の牛島満司令官、長勇参謀長の慰霊碑。申し入れ書は「暴力と強欲による占領支配の道具となってアジア太平洋地域の人々に甚大な被害をもたらした日本軍を熱烈に支持する行為であり、断じて容認できない」と指摘した。

 申し入れは陸自第15旅団の原田智総旅団長宛て。申し入れに応対した小澤章総務課長は「あくまでも個人としての慰霊であり、組織を挙げてのものではない」と述べた。