K4護岸で砕石投下続く


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抗議する市民らを前に、工事が進められる現場=8日午前10時14分、名護市の米軍キャンプ・シュワブ沿岸

【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で8日午前、辺野古沿岸部では「K4」の護岸の3カ所で工事が確認された。砕石が次々と海に投入された。

 工事に反対する市民らはカヌー12艇、抗議船2隻で、海上抗議を行った。海上保安庁はカヌーとほぼ同数のゴムボートで警備にあたり、オイルフェンスを乗り越えた市民を拘束した。近くの海域では、ウミガメとイカがひょっこりと顔を出す場面もあった。
 
 政府が8月中旬に土砂を投入する調整に入っているとの報道を受け、ほぼ毎日カヌーに乗って抗議活動をしている間島孝彦さん(64)は「政府は土砂投入で諦めさせようとしている。(自分は)知事の撤回はいつだろうと首を長くして待っている」とつぶやいた。
 
 米軍キャンプシュワブのゲート前では約30人が座り込み、抗議した。午前9時に138台、正午に104台が基地内に入った。【琉球新報電子版】