米側に情報提供など要請 防衛省 飛行停止は求めず


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
F15の墜落を受けて、会見する小野寺五典防衛相=11日午前、防衛省

 【東京】嘉手納基地のF15戦闘機が沖縄本島沖合に墜落したことを受け、小野寺五典防衛相は11日午前、沖縄防衛局を通じて米軍に情報提供や安全管理の徹底、再発防止策を申し入れたと説明した。原因が判明していないとして、飛行停止は求めていない。防衛省で記者団に答えた。

 小野寺氏によると、事故機は他の6機とともに飛行訓練中だったという。緊急脱出したパイロットは航空自衛隊那覇救難隊のヘリに救出され、キャンプ瑞慶覧の米海軍病院に搬送された。けがをしているが、命に別条はないという。小野寺氏は「速やかに情報提供を求め、内容については分かり次第関連自治体に報告したい」と語った。【琉球新報電子版】