嘉手納基地、早朝から訓練 爆音、屋良で93デシベル 苦情も


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 【中部】米軍嘉手納基地では11日、午前6時すぎからF15戦闘機やF22ステルス戦闘機が次々と離陸した。沖縄県嘉手納町の屋良地区では午前6時6分に93・5デシベルの騒音を記録。午前6時~同33分の間に70デシベル以上の騒音は屋良地区で19回、兼久地区で13回、嘉手納地区で12回だった。同基地を抱える沖縄市と嘉手納町、北谷町には早朝の訓練に対する苦情が計8件寄せられた。

 嘉手納町東区に住む男性は「ものすごい爆音で離陸している。小さい子どもたちがまだ寝ている。子どもたちの成長に悪い影響を与える飛行はやめるように即抗議してほしい」と町に求めた。

 沖縄市の住民は「朝早くから爆音で耳が痛かった」と訴えた。北谷町の住民からは「戦闘機の音がうるさい」「うるさくて起きた」などの苦情があった。