佐喜真淳氏、最有力 知事選候補 自民党本部が評価


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
 佐喜真 淳氏

 今秋に予定される沖縄県知事選に向け、県政野党を中心に進めている候補者選定で、宜野湾市長の佐喜真淳氏(53)が最有力候補に浮上していることが18日、分かった。自民党県連が発足させた候補者選考委員会(国場幸一委員長)の複数の関係者によると、佐喜真氏は16日に宜野湾市内で与党市議らと会合を持ち、知事選への対応について意見交換した。出馬した場合は市長選にもなるが、後継候補として松川正則副市長の名前が取り沙汰されている。自民党本部や政権の幹部が佐喜真氏を高く評価し、強く推している。

 ただ、候補者選考委員会は現在、佐喜真氏を含む自薦他薦で寄せられた候補者の絞り込み作業を進めており、流動的要素は残る。

 自民県連幹部によると、佐喜真氏は選考委員会の出馬の打診に対して難色を示しているが、出馬した場合の宜野湾市長選の後継候補擁立や支援者の理解など環境が整い、佐喜真氏本人が承諾すれば候補者になる可能性は大きいという。

 知事選に向けては、シンバホールディングス会長の安里繁信氏(48)も立候補に意欲を示している。県政与党陣営は現職の翁長雄志氏(67)を擁立する方針。