しける海で進む護岸工事 抗議する市民、飛び込む海上保安官


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カヌーで抗議する市民を拘束しようと海に飛び込む海上保安官=19日午前11時ごろ、名護市辺野古の大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設工事で、沖縄防衛局は19日、大浦湾海上の護岸工事を進めている。

 米軍キャンプシュワブと平行する「K4」護岸では、大型クレーン2台が砕石を海中に投下した。海がしける中、市民は抗議船2隻とカヌー6艇で抗議行動し、「基地建設やめろ」と訴えた。

大型クレーンで次々と海中に投下される砕石=19日午前10時すぎ、名護市辺野古の大浦湾

 米軍キャンプ・シュワブゲート前では早朝から、市民約50人が座り込んだ。県警の機動隊員が強制排除し、工事車両が建築資材を基地内に運び入れた。【琉球新報電子版】