【台風8号】10日ごろ沖縄地方接近か 「非常に強い」に発達予想も


社会
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台風8号の経路図(5日午前9時現在、気象庁のホームページより)

 気象庁によると、4日午後9時ごろ、マリアナ諸島付近で熱帯低気圧が台風8号になった。台風は発達しながら北上しており、7日には「強い」台風、8日には「非常に強い」に発達する見込み。台風の進路予想図をみると、10日には大東島地方にかなり接近する恐れがある。さらにそのままの進路で進めば沖縄地方に接近する可能性もある。

 沖縄気象台は、「マリアナ諸島付近で発生する台風は強くなる傾向があり、風雨がかなり強くなる可能性もある」としており、現時点の予測でいけば来週中ごろ(10、11日ごろ)から沖縄地方にかなり接近するとみられ、特に警戒が必要になりそうだ。

 台風8号は5日午前9時現在、マリアナ諸島にあり、中心の気圧は994ヘクトパスカル、最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートル。時速15キロで北西に進んでいる。中心の北東側220キロ以内と南西側170キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。

 予想される7日午前9時の中心気圧は960ヘクトパスカルで、8日午前9時の中心気圧は950ヘクトパスカルとなっており、次第に勢力を増しそうだ。【琉球新報電子版】