恐竜テーマで整備も 北部テーマパーク計画


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 オリオンビールとリウボウ、ゆがふホールディングス、刀の4社が本島北部で準備を進めているテーマパーク事業を巡り、やんばるの自然豊かな森を生かし、恐竜をテーマにしたパーク整備案が浮上していることが5日までに分かった。複数の関係者が明らかにした。名護市や本部町、今帰仁村などが候補地となっており、周辺地域への投資も呼び込み北部振興に位置付けたい考えがある。

 パークの総事業費は数百億と試算されており、実現すれば大規模開発が行われる可能性がある。2020年代前半の開業を目指しており、4社は本年度内にも新会社を設立する方向で調整している。テーマ案は「恐竜パーク」以外にも複数挙がっており決定していないという。

 4社は3日に県に道路整備などを要請しており、パーク周辺のインフラ整備で県や国の支援を受けたい考えだ。ただ、政府関係者の一人は「だれがテーマパークを造るのか決まれば別だが、現時点では何も言えない」などとして、具体案の提示がない段階で支援するか否かの明言を避けた。