土砂投入迫る辺野古で県民集会 「民意無視の基地建設をやめろ」


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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、「辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議」は7日正午、「ジュゴン・サンゴを守れ 土砂投入を許さない辺野古新基地建設断念を求める県民集会」を辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で開いた。

 沖縄防衛局は8月17日にも土砂投入を開始すると県に通知しており、集会の参加者たちは「民意無視の基地建設をやめろ」「自然を壊すな」などと抗議の声を上げた。
 
 集会の冒頭では、沖縄の復帰運動や反戦、平和運動をけん引し、5日に亡くなった沖縄人権協会理事長の福地曠昭氏=享年87歳=をしのび、黙祷も行われた。
 
 集会は、毎月第1土曜日にシュワブゲート前で開催する県民大行動の9回目も兼ねており、県民集会は午後1時まで、大行動は午後4時まで行う。
 
 オール沖縄会議は8月11日にも土砂投入阻止に向けた県民大会を午前11時から那覇市の奥武山公園陸上競技場で開き、3万人以上の参加を目指す。
 【琉球新報電子版】

ガンバロー三唱で気勢をあげる集会参加者たち=7日午後0時59分ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前