【東】2017年10月、沖縄県東村高江にある民間の牧草地で米軍ヘリが不時着・炎上した事故で、牧草地の所有者である西銘晃さん(65)は17日、現場周辺の牧草2ヘクタールの刈り取りを事故後、初めて実施した。3日間天日干した後、収穫する予定だ。
事故後、沖縄防衛局などが現場の土壌調査や土壌の入れ替えを行った。西銘さんは「土壌の入れ替え作業などで牧草地の手入れができなかったので、牧草には雑草が多い。品質は悪い」と話した。刈り取った牧草は5月ごろに苗を植えた。
西銘さんは事故後も米軍機が民間地上空を飛んでいることに触れ「今日も米軍機が作業中に真上を飛んでいた。米軍機の飛行訓練の状況は事故前と変わらない」と話した。