空自機パンクに抗議 沖縄県議会総企委 全会一致で意見書


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 航空自衛隊那覇基地所属のE2C早期警戒機が那覇空港の滑走路上でタイヤをパンクさせ立ち往生し、滑走路が1時間41分にわたって閉鎖された事故を受け、県議会の総務企画委員会(渡久地修委員長)は23日、事故に抗議し、原因究明や再発防止に万全の対策を講じることなどを求める意見書を全会一致で可決した。意見書には「沖縄の空の玄関口である那覇空港での事故は観光立県である本県の経済にも大きな打撃を与えることが懸念されるため、安全・安定運用の確保の観点から那覇空港の民間専用化が強く望まれている」という内容も盛り込んだ。

 27日に開会予定の臨時本会議に提案することも全会一致で決めた。

 委員からは、那覇空港の民間専用化を求める声が強まっていることについて県の見解を問う質問があった。県の金城典和基地対策課長は「県として民間専用にしてほしいとの要望はしていない」と答えた。