玉城、呉屋氏のいずれかを擁立へ 沖縄知事選、翁長氏の後継指名重視


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦

 9月30日投開票の沖縄県知事選に向け、県政与党は19日夕、那覇市内で調整会議(議長・照屋大河県議)を開き、8日に死去した翁長雄志知事が生前残した後継に関する音声について協議し、翁長氏が後継に指名した金秀グループの呉屋守将会長(69)と玉城デニー衆院議員(58)の2氏のいずれかを擁立することを全会一致で決めた。

 一両日中にも、調整会議の正副議長と新里米吉顧問(県議会議長)の5人が2氏に対して改めて出馬の意向を確認する。

 翁長氏が残した音声は、亡くなる数日前に病室で録音したものとみられる。関係者によると、自身の後継以外にも、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に対する対応など、県政が抱える課題について語った内容も残されている。【琉球新報電子版】