松川正則候補の基本政策 宜野湾市長選


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒

 23日告示された宜野湾市長選で立候補を届け出た新人で前宜野湾市副市長の松川正則候補の基本政策を紹介する。

松川正則氏

1.基地のない平和なまちづくり

・普天間飛行場の固定化を許さず、その危険性を除去するため、基地の運用停止及び一日も早い閉鎖、返還並びに基地負担軽減の実現に向けた取り組みを強力に推進する

・米軍機の夜間及び早朝飛行停止に向けた取り組みを強化するとともに、飛行ルートをはじめ、騒音規制措置の順守を強く求める

・普天間飛行場がまちのど真ん中に存在するための市民の時間的、経済的損失や騒音被害に対する補償措置を強く要求する

・米軍機の飛行に起因する電波障害解消に向けたエリア拡大や市民負担軽減のための受信料減免などに引き続き取り組む

・インダストリアル・コリドー南側地域の早期返還の実現に取り組む

・普天間飛行場の跡地利用計画を早期に策定し、沖縄の振興をリードするまちづくりを実現する

・普天間飛行場の跡地への鉄軌道の導入を推進する

・西普天間住宅地区へ琉球大学医学部、同附属病院を移設し、「沖縄健康医療拠点」形成に向けた取り組みを強力に推進する

・米軍機の県外飛行訓練をさらに実施するよう取り組みを強化する

・基地返還後も地権者などに生活の不安が生じないまちづくりを推進する

2.夢あふれるまちづくり

・佐真下から上原交差点まで(北中城インターチェンジへ直結)の市道宜野湾11号及び中原進入路の早期全面供用開始を実現し、国道330号の渋滞の解消を図る

・西普天間住宅地区に「市民駐車場」を建設し、普天満神宮周辺や県道81号沿いのヒルズ通り商店街を活性化する

・47年間放置されていた普天間の万年通りの道路拡幅を早期に完成させる

・普天満宮周辺まちづくりを早期に実現させ、国道330号中央通りの開発に取り組み、普天間地域の活性化を図る

・旧真栄原新町地域の開発に取り組み、道路整備をはじめ、総合福祉センターの建設を早急に実現する

・西普天間住宅地区との整合を図りつつ、西海岸地域の開発を推進する

・仮設避難港の早期開発に向けた取り組みを強力に推進する

・中原区、新城区など、各地区公民館の建設または改修を実施する

・各地域の公園整備を実施する

・市内各地の市道を整備し、地域の活性化及び交通渋滞の緩和に努める

・市民広場(野球場、駐車場など)の整備を実施する

3.少子高齢化に立ち向かう福祉のまちづくり

・待機児童ゼロに向けて、認可保育園、小規模保育園などの創設などへの助成を実施する

・保育士の有給休暇取得のための、いわゆる加配の実施やフレックスタイムの導入検討、保育士のご子息の優先入園、ICT機器導入などによる保育士の業務負担の軽減方策の検討など、保育士の待遇改善、潜在保育士の復職支援などを実現する

・放課後児童クラブの受け皿づくり及び利用者の負担軽減に取り組む

・ひとり親世帯に対する自立支援の実施、DV女性保護対策、母子生活支援施設整備事業の充実強化を図る

・子どもの保育料、給食費、医療費の無償化を目指す(窓口での支払い不要となる現物給付制度は、10月開始)

・子どもの居場所づくり創設のため、各小学校区に児童センターの建設を推進し、NPOなどボランティア団体と協力して食事の提供、学習支援を実施する

・大謝名児童センターの建て替えと、新たな子育て支援施設を建設する

・軽度、中等度難聴児への補聴器購入費など助成制度を創設する

4.女性も高齢者も輝くまちづくり

・女性の社会進出が実現できる環境を整備し、男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを推進する

・ミニデイサービス、シルバーパスポートなどの事業を拡充する

・男女共同参画支援センター「ふくふく」を拠点とし、DV防止啓蒙普及を強化拡充する

・介護予防教室への無料送迎バス事業を拡大する

・シルバー人材センターへの支援を強化する

5.教育環境が整い、人材を育むまちづくり

・市内居住の中学生を対象とした全額補助の海外留学制度の拡充を図るとともに、市内居住の高校生、大学生についても外務省の海外留学制度を積極的に斡旋し、対象者の拡大に取り組む

・志真志小学校全面建て替えの早期完成を目指すとともに、普天間小学校など老朽化の著しい市立小中学校の全面建て替えを実施する

・いじめや不登校などの対策として、SSWなどの専門員を各小中学校にさらに配置し、教育環境の充実強化を図る

・市立幼稚園全園で4歳児からの2年保育を実施する

・教育会館及び青少年サポートセンターの建設に取り組む

・学校ICT機器を整備し、学習環境を充実強化する

6.医療、福祉の充実したまちづくり

・西普天間住宅地区の跡地へ琉球大学医学部、同附属病院を移設し「沖縄健康医療拠点」形成に強力に取り組み、琉球大学附属病院との連携により、市民の健康増進に寄与するシステムを構築する

・おたふくかぜなど、任意予防接種の無料化を引き続き実施する

「ちゅらがんじゅう体操」の普及、特定健診受診率の向上、「はごろもウォーキング大会」など各種イベント開催により、『健康都市ぎのわん』にふさわしい市民の健康増進を図る

7.働く場を創設し、市民のくらしが豊かなまちづくり

・「スイーツのまちぎのわん」を宣言し、菓子店、レストランなどで田芋を素材としたスイーツ開発を推進する

・民間経済のさらなる推進を図るべく「総合経済産業支援センター」の建設に取り組む

・高度情報通信機能を備えた、情報通信産業施設の建設を推進する

・大山田いも栽培地域の保全、振興を推進する(出荷場などの整備)

・企業誘致などにより、若者に働く場を創設し、市内就業人口を倍増させる

・地元企業優先発注による各種公共工事を着実に実施する

・店舗リフォーム補助制度などを創設し、空き店舗対策事業の充実を図り、商店街を活性化する

・子育て中や介護中の方でも仕事がしやすくなるよう、在宅就業(テレワーク)の実現を推進する

8.スポーツ・文化を世界に発信するまちづくり

・海浜公園内の屋内運動場を早期に建て替え、幼稚園、保育園などの運動会や各種イベントへの活用を推進する

・横浜DeNAベイスターズなどのスポーツキャンプ地としてさらなる活性化を図る

・トロピカルビーチ賑わい創出事業を推進し、西海岸地域のさらなる発展を目指す

・ビーチサッカー、ビーチバレーなど、ビーチスポーツイベントの誘致を推進する

9.災害に強い安全なまちづくり

・西普天間住宅地区から国道58号へのアクセス道路を避難道路としての歩道付きで建設する

・視覚、聴覚の不自由な方が災害に対処できる体制を整備する

・西海岸地域に津波避難ビルを増やす

・市民自主防災組織の育成を支援し、備蓄食料などの確保を拡大する

・米軍基地内通行を含む防災訓練を引き続き実施する

・防災マップを充実させ、引き続き市内全戸に配布する

10.行財政改革を推進し市民サービスの向上に努めるまちづくり

・指定管理者制度の拡充など、積極的に民間活用を推進する

・市役所窓口全業務の昼食時間帯の開設を実現する

・24時間対応の市役所コールセンターの設置により、市民サービスの向上を図る

・職員の定数適正化に努める

11.環境に配慮した暮らしやすいまちづくり

・ごみの門前収集の完全実施に取り組む

・市内の全防犯灯のLED化に引き続き取り組む

・捨て犬、捨て猫の殺処分ゼロに向けて取り組む

・火葬場の建設を推進する