「基地負担 平等に」 引き取り運動 全国で一斉行動


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通行人に沖縄の米軍基地引き取りを訴える「沖縄の基地を引き取る会・首都圏ネットワーク」のメンバー=23日午後、東京都の八王子駅前

 【東京】沖縄県外で沖縄の米軍基地を引き取る運動を展開する団体による一斉行動が23日、全国各地であった。都内では「沖縄の基地を引き取る会・首都圏ネットワーク」のメンバーが八王子駅前に集まり、「知らんふりはもうできない」と書かれたパンフレットを配布し、「基地を平等に負担するのがわれわれの責任ではないか」などと呼び掛けた。

 同ネットワークはこれまで都心での活動に力を入れてきたが、八王子市からも参加の希望があったことがきっかけで、23日は八王子駅前で行動を起こした。ネットワークの飯島信事務局長は、日米安保体制を容認する世論が8割あることに触れながら「米軍により日本の防衛がなされているのなら、沖縄の過重な基地を引き取りリスクを負うべきだ。この放置した状況が続くことはいけない」とハンドマイクで訴えた。

 23日は山形、新潟、福岡などで基地引き取りに関するデモや街頭宣伝活動があった。24日には大阪の団体が行動を予定している。