安室さん愛、未来のために 新報社企画 子ども基金に200万円


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「沖縄子どもの未来基金」への寄付金目録を謝花喜一郎副知事(右から2人目)に手渡した玻名城泰山社長(同3人目)=26日、県庁

 琉球新報社は26日、県出身歌手の安室奈美恵さんの引退に合わせ、読者らから集めた200万円を子どもの貧困問題解消のための「沖縄子どもの未来基金」に寄付した。

 同社は「安室奈美恵さん25年間ありがとう!みんなで感謝の気持ちを伝えようプロジェクト」と称し、賛同者から1口2千円、千口限定で寄付を募り、特別紙面を作成した。当初は200万円から経費を差し引いて寄付する予定だったが、同社で経費を負担して全額を贈った。

 玻名城泰山社長は「開始から約10日であっという間に千口に達した。善意と思いが詰まったお金なので、ぜひ活用してほしい」と話した。目録を受け取った謝花喜一郎副知事は、翁長雄志知事が県全体で貧困対策をする必要性を訴えていたことに触れ「取り組みはまだ緒に就いたばかり。将来の沖縄を背負う子どもたちのために大事に使わせていただく」と謝意を述べた。