宜野湾市長選も投開票 普天間、暮らし問う


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
宜野湾市長選に立候補している(左から)仲西春雅氏と松川正則氏

 沖縄県知事選に立候補している佐喜真淳前宜野湾市長の辞職に伴う宜野湾市長選が30日に投票、即日開票される。選挙は、無所属新人で県高校PTA連合会前会長の仲西春雅氏(57)=社民、共産、社大、自由、国民民主、立民推薦=と無所属新人で前宜野湾市副市長の松川正則氏(65)=自民、公明、維新推薦=の2氏による一騎打ちとなった。両候補は、米軍普天間飛行場の返還・移設問題を最大の争点に、激しい選挙戦を展開してきた。30日午後11時ごろには大勢が判明する見通し。

 普天間飛行場の移設に伴い、2017年4月に名護市辺野古沖で護岸工事が始まってから初の宜野湾市長選となる。29日、取材に対し仲西氏は「あなたの声が私の原点の立場で市民目線の市政運営を進める」と訴えた。松川氏は「宜野湾が一番を掲げてきた市政を継承し、発展をさせていく」と力を込めた。

 30日は午前7時~午後8時、市内16カ所の投票所で投票が行われる。開票は午後9時から宜野湾市立体育館で行われる。22日の選挙人名簿登録者数は7万6610人(男性3万6727人、女性3万9883人)。