「国内移設容認の内容は党の立場と異なる」 東京・小金井 共産市議の説明(要旨)


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 5日の小金井市議会議会運営委員会で、水上洋志議員(共産)が説明した要旨は次の通り。

 ◇   ◇   ◇

 共産党の米軍基地問題と沖縄の普天間基地、辺野古新基地建設についての態度は、在日米軍基地の全面撤去、基地のない平和な日本を目指す、そして普天間基地の即時閉鎖・無条件撤去、辺野古新基地建設を許さないというものだ。

 陳情に対し私たち市議団は、辺野古新基地建設中止を求める内容となっている点で賛成できるものと判断した。しかし、陳情では普天間基地の代替施設について、沖縄以外の全国全ての自治体を等しく候補地とすることが明記され、日本国内に米軍基地を移設することを容認する内容となっている。この点でわが党の基本的な立場と異なり、日本共産党が日本国内に米軍基地を造り強化することを容認しているとの誤解を与えるものとなっている。

 こうしたことから、陳情に賛成した私たち日本共産党小金井市議団の態度は間違っていたということをこの場で表明させていただきたい。そしてそれに基づいて、陳情者から提案された意見書には、その点から賛成できないというふうに現時点では判断している。