アムロス癒やす〝聖地〟誕生へ 宜野湾市に安室奈美恵さんのミュージアム構想 最後のライブ地に20年目標


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「♡ポスト」を囲んで記念撮影する(右から)宜野湾市観光振興協会の高里健作会長、宜野湾市の松川正則市長、日本郵便沖縄支社の比嘉明男支社長=9日、宜野湾市大山の宜野湾マリン支援センター

 【宜野湾】9月に引退した県出身歌手・安室奈美恵さんの最後のライブ場所となった宜野湾市で、安室さんにまつわる品々を常設展示する「安室奈美恵ミュージアム」(仮称)の構想が進んでいることが9日、分かった。日本郵便沖縄支社が、ファンが安室さんに思いを届けるプロジェクト「#ALLFOR916」で使用された直筆サイン入りの「♡ポスト」を宜野湾市と同市観光振興協会に寄贈する式典が同日、市内で開かれ、関係者が構想を明かした。ミュージアムは2020年度の開設を目標に計画を進め、宜野湾市がファンにとっての“聖地”になることを目指す。

 3者はポストの常設展示などを計画する「宜野湾ハート♡プロジェクト」を立ち上げ、その一環としてミュージアムを構想する。設置場所は安室さんの最後のライブ会場となった沖縄コンベンションセンター横の宜野湾海浜公園内が最有力候補に挙がっている。

 複数階の建物を建設してその内の1フロアにミュージアムを設置し、♡ポストのほか、安室さんのライブ衣装や手形なども展示する計画。今後、市と市観光振興協会がより具体的な計画の策定を進める。

 市観光振興協会の高江洲義之事務局長は取材に対し、ミュージアムについて「安室さんのファンや県全体の観光発展のため、寄贈を受けた責任として計画を進めたい」と意気込んだ。

 ポストは10日以降、市大山の宜野湾マリン支援センターに設置される。