名護市、再編交付金計上 補正予算 市道整備など4億超


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 【名護】名護市は、辺野古新基地建設を受け入れたことで得られた再編交付金を活用し、市議会12月定例会に提出する補正予算案に約4億3279万円の交付金事業を盛り込む。

 辺野古の市道整備と二見以北地区のスクールバス運行補助の事業費として約4億2630万円を予算化するほか、給食費無償化の対象者増として幼稚園と保育園分で約324万円、小中学校分で約249万円を追加で計上。保育料無償化の対象者増のため約75万円なども計上する。

 一方、豊原区民広場の整備は2020年度まで工期が掛かるため約8920万円を減額した上で、同額を翌年度以降に計上するための債務負担行為とした。保育料システムの改修費も国の幼児教育無償化の詳細な制度設計が示されていないことから約302万円減額した。

 渡具知武豊市長が新基地建設に反対姿勢を示していないことから、防衛省は再編交付金を17年度と18年度分で約30億円交付している。

 市議会は6月定例会、9月定例会でも、再編交付金を盛り込んだ補正予算を可決している。