【辺野古問題取材班】快晴の下、基地建設へ向けた作業が続き、市民らの抗議の声が響いた。
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で沖縄防衛局は30日午前、米軍キャンプ・シュワブ陸上部から大型クレーン車で汚濁防止膜などをつり上げて大浦湾海上へ設置する作業を実施した。数珠つなぎになった浮具(フロート)を小型船でけん引して移動させる作業も確認された。
シュワブの工事用ゲートでは同日正午ごろ、ダンプカーなどの車列が続々と基地内へ資材を搬入した。資材搬入中は、県警の機動隊らが新基地建設に反対する市民らを排除し、一時は歩道で囲い込む状況もあった。
市民らは「防衛局は海を元に戻せ」「海を壊すな」「違法工事を止めろ」などと抗議していた。【琉球新報電子版】