離職保育士・沖縄県調査 理由「休み・残業」最多


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 離職した保育士を対象に、離職理由を沖縄県が調査したところ、休みが取れないなどの「働き方・休み方」を挙げた人が3割に上ったことが分かった。県議会11月定例会で5日、県子ども生活福祉部の大城玲子部長が、赤嶺昇氏(おきなわ)の代表質問に答えた。

 アンケートは2017年1月~18年3月に実施。離職した保育士138人が回答した。離職理由を複数回答で尋ねたところ、最も多かった項目は残業の負担や休みが取れないなどの「働き方・休み方」で30%、2位は「人間関係や園の雰囲気」で21%、3位は給与などの「処遇」で19%、4位は責任が重いなど「保育の実践」で17%だった。

 大城部長は「調査結果を踏まえ、今年度から新たな取り組みとして希望する園に社労士を派遣して働き方・休み方に着目した労働環境の改善支援を行っている」と述べた。