高校生、知恵絞り商売 「具商デパート」繁盛


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 【うるま】具志川商業高校の生徒たちが販売員などを務める「第25回模擬株式会社具商デパート」が1、2の両日、うるま市の同校で開かれた。生徒たちが飲食や雑貨などの店舗を営業したほか、体育館の舞台ではダンスなどを披露した。オフィスビジネス科とリゾート観光科の生徒らが開発した商品も並び、多くの来場者が詰め掛けた。

靴下のセールを実施し、にぎわう教室=2日、うるま市の具志川商業高校

 同校オフィスビジネス科がオープンした、韓国製の化粧品や雑貨を取り扱う「SWAG・スウェイ」は2日に靴下のセールを実施し、大盛況となった。2千足を仕入れたが、1日目の売り上げは500足と振るわなかった。1足200円の靴下を3足で500円で販売し、店内のレイアウトも変更したところ、客足が大幅に伸びた。

 「社長」を務めたオフィスビジネス科3年の與儀彩花さん(18)は「指示を出しても期限内に返事がないなど、開店準備は大変だった」と経営者の苦労を実感した様子。「事前の宣伝効果のおかげで去年より来場者は増えている。少しでも多くのお客さまに『来て良かった』と言ってもらいたい」と笑顔を見せた。