【与那国】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票を巡り、与那国町議会(前西原武三議長)は13日の12月定例会本会議で、与党が提案した県民投票事務に係る経費約255万円を除いた修正予算案を賛成多数で可決した。一方で、外間守吉町長は投票経費について「義務的経費」だとの認識を示し、予算案を今後、再議に付す考えを示した。
修正予算案には議長を除く9議員のうち、与党4人と保守系野党1人の5人が賛成した。野党4人は反対した。
外間町長はこれまで議会で否決された場合でも県民投票の予算を執行する考えを示してきた。13日も議場で「考えは変わらない」と述べた。【琉球新報電子版】