銃所持米兵の脱走で嘉手納町議会が抗議決議 武器の管理体制確立や通報体制順守を要求


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
空軍兵の脱走事件に抗議する意見書と抗議決議を全会一致で可決する嘉手納町議会本会議=18日午前10時18分、同町議会本会議場

 【嘉手納】米軍嘉手納基地所属の空軍兵が拳銃を所持したまま基地の外に脱走し、行方不明になっていた事件について、嘉手納町議会(徳里直樹議長)は18日の12月定例会本会議で、事件に抗議し、事件の究明と再発防止策の策定などを求める意見書と抗議決議を全会一致で可決した。

 武器の管理体制を確立するよう求めた。また、米軍から情報提供がないことも批判し、通報体制を順守するよう要求している。

 宛先は意見書が首相、外相、防衛相ら。決議は駐日米国大使、在日米軍司令官ら。【琉球新報電子版】