海陸から抗議 土砂投入から2週間


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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、土砂投入が始まって28日で2週間になる。沖縄防衛局は27日午前、埋め立て予定区域で土砂投入の作業を続けた。大浦湾側のK9護岸からトラックで土砂を運び、辺野古側の埋め立て予定地区に搬入していた。大浦湾では、土砂の運搬船3隻が確認できた。

14日の土砂投入から28日で2週間。埋め立て区域に広がる土砂=2日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸(小型無人機で撮影)

 K9護岸周辺では、新基地建設に抗議する人たちが抗議船1隻とカヌー11艇に乗り、「ちゅら海守ろう」などと書かれたプラカードを掲げて声を上げた。

 抗議船船長の牧志治さんはマイクを握り「国が法治国家のプライドを捨てて民意を無視した工事を行っている。安全を無視した作業にも抗議したい」と訴えた。

 米軍キャンプ・シュワブのゲートには、資材を積んだ車両238台が3回に分けて入った。市民らがゲート前で座り込み「工事をやめろ」と抗議した。名護市安和の琉球セメント桟橋では作業は確認されなかった。