KOBE夢・未来号 沖縄に到着 2日間 歴史や文化を学ぶ


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兵庫県神戸市から来県し、歓迎セレモニーで記念撮影をする第11回「笑顔と感動 KOBE夢・未来号・沖縄」の一行ら=12日午前、那覇空港(喜瀨守昭撮影)

 神戸市の児童養護施設に通う子どもたちが沖縄の歴史や文化を学び理解を深める「第11回 笑顔と感動KOBE夢・未来号・沖縄」(主催・KOBE三宮・ひと街創り協議会、ザ・ファースト)の一行が12日、沖縄に到着した。来県したのは、小学6年生の児童39人を含む102人。1泊2日の日程で沖縄美ら海水族館や摩文仁の丘、沖縄空手開館などを巡る。

 那覇空港で歓迎セレモニーがあり、県関係者らが出迎えた。児童を代表して神戸実業学院の勝間田凜月(りづき)さん(12)は「先輩方から話を聞いて、すごく楽しみにしていた。神戸と沖縄の深いつながりをしっかり学びたい」とあいさつした。

 県文化観光スポーツ部の嘉手苅孝夫部長は「島守の塔では戦争の悲しさや怖さ、平和の大切さについて改めて考える時間にしてほしい」と述べた。

 一行はこの日、本部町の沖縄美ら海水族館などを見学した。13日は首里城や沖縄空手会館などを訪れる予定。沖縄戦中に県知事を務めた神戸出身の島田叡(あきら)氏も刻印される糸満市摩文仁の「島守の塔」も参拝する。【琉球新報電子版】