自衛隊配備の賛否問う住民投票の審議開始 石垣市議会 条例案で意見陳述


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意見陳述で住民投票実施の必要性を訴える石垣市住民投票を求める会の金城龍太郎代表=21日、市議会

 【石垣】沖縄県石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票を巡り、石垣市議会(平良秀之議長)は21日、住民投票条例案の審議を始めた。条例制定を請求した市住民投票を求める会の金城龍太郎代表らが同日の臨時議会で意見陳述し、住民投票実施の必要性を訴えた。

 金城代表らは条例案の審査が付託された市議会総務財政委員会にも参考人招致され、議員の質問に答えた。

 参考人との質疑応答後、同委員会では住民投票実施に反対する市民の参考人招致を巡って議論が交わされた。住民投票の必要性の有無のほか、賛成・反対の2択に設定されている選択肢や投票成立要件など条例案の内容に関する議論は、議員間では行われなかった。 同委員会は来週中に再度開かれる予定。