沖縄県全域で警報基準超え インフルエンザ猛威


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 沖縄県感染症情報センターは31日までに、沖縄県内の定点医療機関1カ所当たりのインフルエンザ患者数が、21~27日の1週間で49・09人だったと発表した。前週の54・69人と比べると減少しているが、保健所単位では新たに宮古保健所管内で警報基準値を超え、県内全保健所で基準を上回った。県は16日に県内全域にインフルエンザ警報を発令している。

 患者数は58カ所の定点医療機関で2847人。A型が約9割を占めている。保健所別に見ると那覇市57・17人、中部52・30人、八重山51・0人、南部49・64人、宮古30・50人、北部29・0人。

 県地域保健課によると、前の週と比べて学校生活への影響が増えており、学年閉鎖は8学年、学級閉鎖は27学級に上った。「学校での感染が広がっており、しばらく警戒が必要だ」と注意を呼び掛けている。