「投票参加を」お笑いでPR 沖縄県、西原でキャラバン


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 【西原】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票について、お笑いを通して知ってもらい投票への参加者を増やそうと、県は3日、西原町のサンエー西原シティで県民投票キャラバンを開いた。ハンサムの仲座健太さんと大御所民謡歌手キャラクターの護得久栄昇さんが司会を務めた。FECのお笑い芸人らが小喜劇「あぎじゃび商店」でユーモアたっぷりに県民投票をPRすると、多くの買い物客らが足を止め舞台を楽しんでいた。

 キャラバンは24日の投票日までに沖縄本島各地で全5回予定されている。3日が最初の開催だった。

 「あぎじゃび商店」では、知念だしんいちろうさんが扮(ふん)するユタの大兼のぞみさんらが、13日時点で満18歳以上の県民であれば投票できることや、投票方法などについて解説した。

 平良清美さん(63)=宜野湾市=は「県民投票に今まであまり関心がなかったが、理解しやすくて楽しかった」と話した。FECのファンだという那覇市の40代の女性は「少し難しいテーマだけど、お笑いを通すことで分かりやすくなった」と話した。