「沖縄の民意無視は許せない」 市民ら安和の桟橋前で抗議 名護市辺野古の新基地建設


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
運搬船に積み込む土砂を乗せたトラックの前で、プラカードを掲げて抗議する市民ら=4日午前11時半ごろ、名護市安和の琉球セメント桟橋前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する市民約20人は4日午前、埋め立てに使用する土砂を搬出する同市安和の琉球セメント桟橋前で抗議した。

 桟橋には、午前7時すぎから土砂を乗せたトラックが入り始めた。市民らは「違法工事やめろ」などと声を上げ、プラカードやのぼりを掲げた。

運搬船に積み込む土砂を乗せたトラックの前で、プラカードを掲げて抗議する市民ら=4日午前11時半ごろ、名護市安和の琉球セメント桟橋前

 仕事がない日はほとんど毎日安和に通っている本部町の原田みき子さん(69)は「国のやり方は、選挙で新基地反対の民意を示している沖縄をあまりにも無視している。黙っていられない」と行動する理由を語った。

 市民は毎週水曜日に「安和水曜大行動」とし、集中大行動を実施している。4日の抗議に参加した市民からは「大勢集まったら確実に工事を遅らせることができる。水曜以外でも、もっと多くの市民に来てもらいたい」との声が上がった。【琉球新報電子版】