入砂島 ヘリ数日間駐機 米軍射爆撃場 住民「不具合か」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【渡名喜】米軍の射爆撃場である渡名喜村の入砂島(出砂島射爆撃場)で、米軍機とみられるヘリコプター1機が数日間駐機したままであることが、9日までに分かった。複数の住民らの証言によると、ヘリは6日から入砂島に駐機しているとみられる。

 9日、別のヘリが島に着陸し、10人前後の作業員が駐機しているヘリのプロペラ部分を外す作業をしているのが複数の住民らによって確認された。

 沖縄防衛局は9日、本紙取材に「米軍に事実関係を確認中だ」と答えた。

 渡名喜村の桃原優村長は「米軍と防衛局から連絡がないので、村としても状況が分からない」と話した。

 渡名喜村の50代男性は「米軍機がずっととどまるのは珍しく(村民が入砂島周辺で漁ができる)日曜にヘリが止まったままなのは変だ。不具合があったのではないか」と話した。

 渡名喜村では2018年1月に、米軍普天間飛行場所属のAH1攻撃ヘリコプター1機が村の急患搬送用ヘリポートに不時着する事故が発生した。