玉城知事「貴重な1票を投じてほしい」 県民投票14日告示を受けて県民にメッセージ


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
県民投票告示を受けて会見する玉城デニー知事=14日午前、県庁(喜瀨守昭撮影)

 米軍普天間飛行場の移設に伴う沖縄県名護市辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票が14日に告示されたことを受け、玉城デニー沖縄県知事は同日午前10時半、県庁内で報道陣の取材に応じた。玉城知事は「投票日を24日とすることを告示した。期日前投票も15日から実施される。県民一人ひとりの意思を直接示す大変貴重な機会であり、投票所に足を運んで貴重な1票を投じていただくようお願いする」と投票参加を呼び掛けた。

 投票率の目標を問う質問に対しては「何%にいけば成功かどうかというのは判断は難しい。目安を具体的に申し上げることはないが、投票結果が県民にとっても納得できるものになるように着実に投票に参加してほしい」と述べるにとどめた。

 1996年以来、国内でも2度目となる今回の県民投票の意義について、玉城知事は「県民の意思を的確に反映させるため埋め立てについて一人ひとりがどう考えているかを率直に投票してほしいし、投票の結果によってさまざまな判断がなされるだろう。真摯に投票の結果を待って結果を届ける責任を果たしていきたい」と指摘。

 投票結果の伝達方法については「前回の県民投票では当時の橋本首相やラスト・デミング臨時大使代理に面会して通知文書を手渡している。前回の状況も勘案しながら、どのように行うか検討中だ」と述べた。【琉球新報電子版】