県民投票「一人一人が意思示して」 知事が参加呼び掛け 


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
街頭でチラシを配り、県民投票への参加を呼び掛ける玉城デニー知事=14日、那覇市のパレットくもじ前広場

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に伴う埋め立ての是非を問う県民投票が14日告示された。告示を受けて同日、玉城デニー知事が記者団と行ったやりとりは次の通り。

 ―告示を迎えた心境は。

 「県民の意思が的確に反映された県民投票になるよう全力を尽くしたい」

 ―県民に一言。

 「県民投票は辺野古新基地建設のための埋め立てに対し、県民一人一人が意思を示す大切な機会。期日前投票も始まるので県民投票に参加してもらいたい」

 ―県民投票の意義は。

 「辺野古新基地のための埋め立て工事について、県民に賛否を問いかけて県民の意思を明確に示すために行われる」

 ―最低限の投票率の目安は。

 「目安を判断するのは難しい。県民が投票結果に納得できるよう、一人一人着実に参加してほしい」

 ―投票率が50%に達しなかった場合の県民投票の意義は。

 「投票率による県民投票の是非の判断は一切やっていない」

 ―結果が出た後の日米両政府への通知の方法は。

 「前回県民投票が行われた1996年の状況を勘案して検討したい。真摯(しんし)に結果を待って、それぞれの結果を届ける責任を果たしていきたい」